トランプショックで人生詰んだ?新NISAデビュー組の試練
新NISAなんてやめておけばよかった…
老後の安心を見据えて、多くの人が注目している「新NISA」。非課税のメリットや長期運用の魅力から、制度を活用しようとする動きが広がっています。しかし、トランプショックにより、「新NISAなんてやめておけばよかった」という声が続々と聞こえてきます。
トランプショックで投資がマイナスになって老後資金の不安で一杯、という記事が出始めました。
新NISAで投資デビューをした人にとっては、開始から1年ちょっとで試練が訪れているわけで、「新NISAなんてやめておけばよかった…」と思うのもしょうがない。
でも「人生詰んだ」かと言われると、ゼロになったわけじゃないから大げさ過ぎ。59歳ならこの先には退職金も入るでしょうし。
今後しばらくマイナスの評価額を見させられるであろうことが、苦痛でしかないのは事実ですけどね。
「60歳からでも遅くない」言うてたやん!
投資デビューでリスクが高い投資先を選んだならともかく、インデックス投資中心なので大きな間違いをしたとは思えません。
一括投資で成長投資枠も使い切ったのはリスク許容量を超えていたのでしょうけど、資産の全体額がわからないのでなんとも。
ちなみに、同じサイトで「60歳からでも遅くない」として新NISA活用法を説いた記事では、「非課税枠をできるだけ早く使い切れ」とあります。
退職金などでそれなりの現金を持っていた60代が、この記事の通りに新NISAの枠を使い切ってトランプショックを食らったら、やはり「新NISAなんてやめておけばよかった…」と悔やんでいそう。
60歳前後で長期投資を始めるのは、時間的なリスクがあることはしっかり周知すべきだったはず。
定年前ならライフプランを見直しやすい
定年後、仕事も全て辞めた後に暴落を食らった方が大変です。
しかし60歳になってない定年前であれば、投資の失敗で資産が減少したとしても、ライフプランの見直しで対応ができるはず。
極端に言えば「死ぬまで働け」になりますが。働けば人生詰まずに済みます。
悠々自適な老後を夢見ていたのに働き続けなければいけなくなった状況を「詰んだ」と表現しているのであれば、その気持はわからないでもありませんが…